Wordスタイルの種類

Wordのスタイルには4つあり、段落に適用されるスタイル、文字に適用されるスタイル、表に適用されるスタイル、箇条書きの方法を決めるスタイルがあります。 Wordで整形された文書を作成するために重要なのは、段落スタイルだと管理人は考えます。 各スタイルの目的と使いみちを表にまとめました。

項目設定内容と理由
段落スタイル段落全体の書式を規定します。利用するフォント、文字列の位置(左揃え、右揃え、中央揃えなど)、行間隔、罫線、インデントや上下左右のマージン、箇条書き/番号付けの規定などです。整ったWordの文書を作成するには、この段落をうまく使いこなすことが肝です。
文字スタイル特定の範囲の文字に適用させる書式の規定です。段落スタイルとは別に文字のスタイルが用意されているのは、段落中の特定の場所を強調する、あるいは特定の部分の書式を変更するといった要請に対応するためです。文字スタイルでは、フォントの他に罫線や網掛けの付与もできます。
表スタイル表中の特定の行/列/セルに対する書式や、罫線/網掛けの規定を行うために使用します。表スタイルを使用すれば、偶数行と奇数行で異なった背景色を使う、先頭のみ異なった書式を使うといったことを実現できます。
リストスタイル特定の段落に対して箇条書きの書式を定義するものです。段落に対して追加で適用することで、箇条書きを示す行頭文字や段落番号を後から追加できます。しかし、リストスタイルは、段落に対して追加で適用するスタイルであるため、スタイルが崩れる原因になります。よって、使わないほうが無難です。リストや箇条書きについては、別の方法を使います。
組み込みスタイル

Wordでスタイルウィンドウ開くと、最初からスタイルが用意されています。これらは、そのまま使うこともできますし、カスタマイズして使うこともできます。スタイルウィンドウを開くには、[ホーム]メニューの[スタイル]の右下矢印をクリックすると表示されます。

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組み込みスタイルには、見出し、目次など様々ありますが、注意しなければならないスタイルは、以下の2つと管理人は考えます。

組み込みスタイル内容
標準この標準スタイルは、ほぼすべての段落スタイルの親となっているスタイルです。スタイルは、親子関係を持つことができ、親のスタイルを変更すると、このスタイルにも変更が反映されるようになっています。このスタイルが変更されると、他のスタイルに影響が出るので、このスタイルだけはカスタマイズすべきではありません。
本文上記の標準スタイルを親スタイルとするスタイルであり、標準スタイルとまったく同じ定義になります。よって、全スタイルに適用したい共通の設定(フォントなど)は、このスタイルに設定し、他のスタイルは、この本文スタイルを親にすると、うまくスタイルの設計ができます。