「大人の語彙力ノート」と「感情 大人のことば選び辞典」の所感

齋藤孝氏の「大人の語彙力ノート 誰からも「できる! 」と思われる」を読んでみました。Amazonでは、中の上ぐらいの評価の本です。自分が使ったことがない言い回しに気づかせてくれる本で、使い方の解説もあり勉強になる本でした。ただ読んだだけでは使えるようにならないし、常にこの本を持ち歩くこともできないので、私はGoogle IMEの中にこの言い回しを登録して見ようと思っています。Google IMEに登録すると、たとば、「大丈夫」という単語に「問題ありません」「差支えありません」と登録しておけば、ちょっと上品な言葉がいつでも使えるようになります。自分の使ったことのな言い回しや文言は、なかなか出てこないので、普段から使うには、この方法が良いと思っています。ハウツー本的な内容であり、内容の濃さはないものの、さっと読める本でした。

次に、「感情 大人のことば選び辞典」は、NHKニュースで売れていると紹介があったので気になっていました。ブログやツイートで感情を表現する際に、うまい言葉が見つからず悩んでいる人に受けているようです。感情別に熟語がまとめられている点はよいと思いますが、本当にこの単語を使うのかと考えてしまうような熟語も含まれており、ベストセラーになっていることが私は理解できませんでした。また、漢字の熟語（つまり名詞）が多いところも気になります。感情の同義語を探しているので、同じ品詞の形容詞とか慣用句を並べてほしいです。その点では、本サイトの語彙力強化機能（リライトツール）のほうが役に立つのではないかと思いました。